どちら側に立つかによって、「インテリジェント・ダンス・ミュージック」というジャンルの受け取り方は大きく分かれる。お気に入りの地元のマイクロブルワリーが作る最新のクラフトビールを片手に、その繊細な複雑さをじっくりと味わい楽しむタイプもいれば、そうした気取った層をすっ飛ばして、もっと踊りやすいシンプルなものを求めるタイプもいるだろう。この曲は聴く人の意見を分けてしまうところがある。

その両者の間の細い線の上を、今日スポットライトを当てるのは、レスター生まれロンドン在住のDJ/プロデューサー、ライアン・リー・ウェスト、通称Rival Consolesだ。「Erased Tapes」レーベルに最初に所属したアーティストであり(当初はAparatecという別名義だったが)、ウェストは2007年からエモーショナルなシンセサイザー音楽をコンスタントにリリースし続けてきた。Erased Tapesは、彼のアバンギャルドなサウンドにとって理想的な居場所となり、Kiasmos、オーラヴル・アルナルズ、ニルス・フラームといったレーベルメイトと肩を並べている。

2018年の楽曲「Untravel」は、ライバル・コンソールズの5作目のスタジオアルバム『Persona』からの一曲だ。抽象の縁に触れるようなこの曲は、特に「An Ending (Ascent)」のような曲と同様、どこかブライアン・イーノを思わせる質感を持ちながらも、方向性を感じさせるのに十分な繰り返しのコード進行を備えている。ムードや感情という点では、2020年の意識の高い社会がこれをカテゴライズしようとすれば、「ノンバイナリー/ムード・フルイド」だと言うかもしれないが、それもあながち外れてはいないだろう。ウェスト自身も「幸せでも悲しくもなく、確信もなければ迷いもない。ただその狭間にある、説明のつかない郷愁のようなものだ」と語っている。

今週のDRCサウンドデザインチュートリアルでは、Lucasがこのトラックの盛り上がりと静けさを解剖していく。おまけとして、彼のプライベートなボーカルウォームアップの様子も裏側でちらりと見ることができる!

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コンソールよりAmigaにハマってました、
Imaginandoチームより

Posted by Imaginando · Sep 10, 2020