私たちの多くにとって、どんな形であれプロのミュージシャンになるという夢は、なかなか手が届かないものです。「成功をつかむ」道のりは、間違いなく努力と忍耐に満ちたものです。今週の主役となるアーティストにとって、その努力の道は文字通り「道」そのものでした。売れないバッキングミュージシャンだったMac DeMarcoは、道路舗装のクルーとして働いたり、お金のために治験に参加したりして生計を立てていたのです(そこまでの根性は、さすがに真似できません!)。
DeMarcoの音楽を聴くと、すべてを自然体で受け止めているような、気負わずリラックスした雰囲気を感じます。人生をあるがままに生き、思い悩んで立ち止まることをしない生き方です。DeMarcoが選ぶレトロな楽器や機材も、そうしたオーガニックで気取らない録音スタイルをさらに引き立てています。デジタル偏重の今どきのクリエイターたちにとっては、なかなか新鮮な変化と言えるでしょう(音楽テック企業がこう言うのも皮肉というか、偽善的だという自覚はあります!)。
DeMarcoの場合、そのオールドスクールな美学にふさわしいのは、使い込まれたギター、リールtoリールのテープレコーダー、そして思わずよだれが出るような本物のビンテージシンセの数々です。Yamaha DX7、Prophet 5、Roland Juno 60などが挙げられます。
今回はMac DeMarcoの『Chamber of Reflection』を取り上げます。この曲ならではの美しいアナログピッチドリフトの世界に、思う存分浸ってください。
Abletonプロジェクトファイルはこちらからダウンロードできます
DRCこそが、私たちに必要な唯一のアナログです。
Team Imaginando
Posted by Imaginando · Dec 14, 2018

