共に楽曲を書き、レコーディングし、演奏してきた期間を通じて、スウェーデンの兄妹シンセポップ・デュオ「The Knife」は、メインストリームに接近したかと思えば、より暗いエレクトロニックミュージックの道を歩むというように、スタイルの面で興味深い創作の軌跡を描いてきた。2003年のアルバム『Deep Cuts』のアップテンポなポップサウンドは、「Heartbeats」や「You Take My Breath Away」といったシングルを生み出したが、その後2006年リリースの『Silent Shout』では、幽玄なトーンと不穏で陰鬱なサウンドへと変化していった。

The Knifeのメインストリームでのポップな人気が頂点に達したのは2003年、同じくヨーテボリ出身のアーティストであるJosé Gonzálezによる「Heartbeats」のアコースティックカバーがきっかけだった。繊細なアコースティックギターと優しいボーカルだけで構成されたこのシンプルな解釈は、原曲を和らげ、まったく新しい方向へとトーンを転換させた。この方向性がSonyの目に留まり、2006年に同社のBraviaテレビシリーズの今では象徴的とされるテレビCMにこの曲がライセンスされることになった。(デュオはこうした企業案件を受け入れることに完全には納得していなかったが、最終的にはそこから得られる報酬が自分たちのレコードレーベルを築く助けになると判断した。)

対照的に『Silent Shout』は、より深く、より暗く、より陰鬱なアルバムであり、その不穏なタイトルトラックが今日のDRCサウンドデザインチュートリアルのインスピレーションとなっている。この動画でルーカスは、この曲の中核となる2つのサウンド、サブベース/キック系のサウンドと、アルペジオに使われているメインリードを取り上げる。

こちらをクリックしてAbletonのプロジェクトファイルをダウンロード。

誰よりも一枚上の仕上がりを、
チーム・イマジナンド

Posted by Imaginando · Mar 11, 2021