ダンスミュージックの歴史を通じて、匿名性というコンセプトはさまざまな役割を果たしてきました。ヴァイナル全盛期には、自分の必殺トラックを他人に知られないよう、アーティスト名やトラック名にステッカーを貼って隠すDJもいました。匿名性はまた、いわゆる違法レイブ、より一般的には「フリーパーティー」シーンにおいても、自衛と保護のための最も強力な手段の一つです。プロデューサー自身も、実験的な作品を偽名やペンネームでリリースすることで、いつもの観客にあまり受け入れられなかった場合の保険として、新しい方向性を試す際に匿名性の力を活用することがあります。
一方、イギリスのDJ兼プロデューサーSBTRKTはこの最後の例を否定はしないものの、匿名を保とうとする理由についての彼自身の考えは、もう少し深いところにあります。これはアーティスト名にも関係しており、SBTRKTという名前は、彼自身を音楽から「引き算する(subtract)」こと、つまり「音楽そのものに語らせる」ことへの言及です。
パフォーマンス時、SBTRKTはネイティブの儀式にインスパイアされたマスクを着用します。これはデザイナー兼アーティストの「A Hidden Place」によるもので、彼らもまた匿名であることに強いこだわりを持っています。2011年のBestivalでは、そのマスクのダンボール製レプリカが観客に配布され、DJが観客を見渡す際の見事で新奇なビジュアルとなりました。
今週は、SBTRKTの2011年のトラック「Wildfire」のホットなベースラインサウンドを掘り下げてご紹介します。
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Team Imaginando
Posted by Imaginando · Dec 10, 2018

